短歌5月号

佳作  田井安曇選


アラーキーのA2の薔薇は内臓のごとく真赤にふくらかなりき


秀逸  加藤治郎選
        

夜半に鳴る携帯電話のバイブレーターわれの心臓ともに震える

<加藤治郎評>
真夜中の携帯電話の着信。緊急事態か、あるいは恋人からの電話を思ってもよい。いわゆるマナーモードにしていたのだ。携帯電話のバイブレーションと、心臓の震えが共振する。携帯電話は胸ポケットにあったのかもしれない。三句目は破調だが、この荒っぽさが魅力的である。
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by 31life | 2007-04-25 00:07 | 掲載短歌  

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