短歌研究6月号

バギーが他人にぶつかるたびにぺこぺこと汗かく傍で眠るおさなご

馬場あき子選
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# by 31life | 2007-05-20 01:14 | 掲載短歌  

塔 5月号

<若葉集>入会一年目の会員欄

道端に太陽数える少女いて一緒にかぞえていたい陽だまり

突然に止まった少女のスカートが立ち止まれずにふわりと進む

ほろほろと額に張りつく桜色たしかに世界は情緒化している

おもむろにべろりと出した赤舌にピアスのごとくはりつく錠剤

不幸なのがいやなのではなく不幸だとおもわれるのがいやだと泣いた

<澤辺元一評>
突然に止まった少女のスカートが立ち止まれずにふわりと進む

一見稚拙なところを残しているように見えながら、その場の情景がくっきり浮かび上がってくる。
「ふわりと」という擬態語が生きた作品。

<百葉集>一首選

突然に止まった少女のスカートが立ち止まれずにふわりと進む

<永田和宏評>
おもしろい一瞬を捉えた。結句「ふわりと進む」がうまい。少女はすっと立ち止まったのに、スカートのほうはそうすぐには立ち止まれない。スカートも別の個体であるかのように「立ち止まれずに」としたところがおもしろいのである。
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# by 31life | 2007-05-15 01:00 | 掲載短歌  

短歌5月号

佳作  田井安曇選


アラーキーのA2の薔薇は内臓のごとく真赤にふくらかなりき


秀逸  加藤治郎選
        

夜半に鳴る携帯電話のバイブレーターわれの心臓ともに震える

<加藤治郎評>
真夜中の携帯電話の着信。緊急事態か、あるいは恋人からの電話を思ってもよい。いわゆるマナーモードにしていたのだ。携帯電話のバイブレーションと、心臓の震えが共振する。携帯電話は胸ポケットにあったのかもしれない。三句目は破調だが、この荒っぽさが魅力的である。
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# by 31life | 2007-04-25 00:07 | 掲載短歌  

短歌研究5月号

中庭にいるはずのない父がいてキャッチボールをしている5月

       以上 佳作  馬場あき子選
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# by 31life | 2007-04-20 00:01 | 掲載短歌  

短歌4月号掲載作品

快晴の空が真黒に見える今日ごめんなさいと何度言ったか

以上 佳作
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# by 31life | 2007-03-25 00:00 | 掲載短歌  

短歌研究4月号掲載短歌

病室で死にゆく人が生き残る人の写真を撮りてほほえむ

痩せこけた父を見て泣く見舞い人を殴りつけたる弟の涙

包丁に触れて黙する弟は亡き板前の忘れ形見なり

         以上 佳作  (馬場あき子選)
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# by 31life | 2007-03-20 00:03 | 掲載短歌  

「短歌研究」2007年2月号掲載短歌

<準特選 岡井隆選>

今日もまた失敗したよ玄関のひなげしに呟きながら靴脱ぐ

わたくしの不幸を背負いこみひなげしは尚鮮やかな紅を燃やせり

ひんやりとした廊下に頬をつけあなたの言葉を葬ってゆく

ひなげしの傷つくたびにぽくぽくと咲かせるその素直さが憎らし

ひなげしの見られたがりの紅色をあなたと一緒に笑いたかった



びっくりしました。2006年11月に短歌を書きはじめて、
12月に初めて雑誌に投稿しました。
それがまさか準特選に入ってしまうなんて、
運がいいとしか言いようがありません。

短歌がますます楽しくなったことに感謝します。

<以下、岡井隆評>
「ひなげし」で統一した佳作であるが、内容はそう単純ではない。三首目のひなげしは廊下に頬をくっつけたまま「あなた」の言葉を葬ってゆくのである。「ひなげし」とわたしの駆け引きの中に、ある種の人間批評がこめられている。
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# by 31life | 2007-02-15 00:45 | 掲載短歌  

はじめに。

このブログは、
短歌初心者のわたくしが、
短歌を勉強するために立ち上げたブログです。

雑誌に掲載された自作の短歌があれば記録(発表)します。

勉強のために雑誌「短歌研究」「角川短歌」に短歌を投稿していますが、
常に投稿できるわけではないし、もちろん掲載されない場合も多いでしょうから、
短歌のアップは多くて月に2,3回だと思います。

2007年1月より、結社「塔」会員になりました。
投稿作品掲載は5月からです。

短歌を始めたのは2006年11月です。
超初心者ではありますが、一生の趣味として楽しんでゆければ幸いです。

文語体、旧かな使いが最終目標です。
が、まだ全然できません。がんばります☆
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# by 31life | 2007-02-15 00:31 | 日記